
今回は、TOEIC試験で、600点を取るためには「どのような学習をすべきなのか?」について記事を書いていきたいと思います! 実際に、留学や大学院試験に利用するために学習をしてきた経験をもとにお話ししていきます!まず初めに、私が、「TOEICの点数をどのようなペースで上げていったのか?」について信頼の担保と共にご紹介いたします!
信頼性の保証
実際に、どのような感じで、TOEICの点数を上げていったのか、以下の表をご参考ください!
大学2年生の時に人生初のTOEICを受験し、その時は、620点というスタートでした。「あれ?一回目でもう600点越えしてるじゃん!」って感じですが、600点越えはとてつもなく簡単です。
どのくらい簡単かというと、「読解問題を3~4割捨てても余裕でとれる!」って感じです。
年月 | 点数 |
---|---|
2018年9月 | 620点 |
2018年12月 | 805点 |
2019年5月 | 780点 |
2019年10月 | 855点 |




対象となる読者
- ✔ これからTOEICの学習を始めようとしている人
- ✔ TOEICの学習方法が分からない人
- ✔ 600点以上を取ったことがない人
- ✔ 大学受験英語をうまく活用したい人
ぶっちゃけ、TOEICで600点取るには、下のことをやれば余裕です!
- 単語を毎日100単語進める
- 600点を目指す形の参考書を1冊やる
- 5分でも10分でも継続的に学習する
- 文法問題を毎日30問進める
- 学習の目安は1日3時間程度
- 以上の学習を1カ月続ける
※あくまで、私のような受験英語から2年近く離れている人向けのプランです。
※英語に全く触れたことがない人は、また、別の回でブログを更新いたしますので、そちらをご覧ください。
読み終えるとどのような知識が手に入るか?
- ✔ 600点を取るためにすべきこと
- ✔ どのような学習をすべきか
- ✔ 学習の継続性の大切さ
- ✔ 学習する上で使う参考書
600点はどのくらいのレベルなのか?
TOEIC試験で「600点はめっちゃ簡単!」みたいな感じで言いましたが、TOEICの公式ページを見るとそうでもないらしいです。。。
絶対に、全然努力していないよくわからん人が毎回たくさん受けているのでしょう。。。
また、TOEICの学習サイトなどに、600点を取ると、「就活に有利!」などと書いてありますが、大学生である私の見解からして、正直、600点で有利になるとは思いません。
なぜなら、感覚的にTOEICで600点取った人に対して、「英語得意なんだねぇ~」とか「すごいじゃん!」という感情がわかないからです。
とりあえず、データを載せておきます!
※尚、以下のデータは、TOEIC公式HPより引用したものであり、2019年10月実施分です。
スコア区分 | 人数 | 全体に占める割合 |
---|---|---|
895~ | 3,029 | 4.4% |
845~ | 3,161 | 9.0% |
795~ | 4,260 | 15.2% |
745~ | 5,165 | 22.7% |
695~ | 5,887 | 31.3% |
645~ | 6,515 | 40.8% |
595~ | 6,748 | 50.6% |
545~ | 6,957 | 60.7% |
495~ | 6,772 | 70.6% |
ここで、驚くのは、600点以上を取った人が、半分くらいしかいないってことです!
つまり、「600点を取る」というスコアは、それなりに、価値のあるスコアなのかぁ?という感じです。
まぁ、おそらく400点台の人が3割程度いるので、本気で受験しに来ていない人もいるということを把握しておいたほうがよさそうです。
では、600点とると、どのくらいのレベルであると、判断されるのでしょうか?
企業における活用状況
企業名 | 必須点数 |
---|---|
オリックス | 650点 |
羽田空港サービス | 600点 |
三菱ロジスネクスト | 600点 |
ヒビノ | 600点 |
※参考サイトはこちら「企業におけるスコア活用状況」
教員採用試験
多くの都市圏では、730点以上で加点、860点以上で英語試験免除という体制をとっています。
つまり、多くの団体において、700~800点を取らないと有利にはならないのです。よって、教員採用試験という面で考えれば、600点という数字は意味をなさないのです。
「教採で加点をゲットしたい!」という方は、もっと上を目指しましょう!
TOEIC公式ページ「教採におけるスコア活用状況」
他の資格との比較
資格 | レベル |
---|---|
英検 | 2級A |
TOEFL | 69~79 |
IELTS | 5.5~6.0 |
※参考サイトはこちら「他の資格試験との比較」
600点でできること
600点でできることは皆さんが予想している以上にたくさんあります!
ビジネスにおけるご自身の活用方法を意識しながらご覧ください。
尚、以下の情報はTOEIC公式ページの内容をまとめたものです。
Reading
読解力、単語力、文法力などを用いた文章解析- 看板を見て提供サービスを理解できる
- 公共交通機関の時刻表を理解できる
- 仕事に必要なメモを理解できる
- 商品カタログやパンフレットを理解できる
Listening
話すには、まずは聞き取り力が大事- 簡単な質問を理解できる
- ゆっくりと説明を受ければ、道案内が可能
- 米国などの入国時に、質問の受け答えができる
- 自己紹介のやり取りができる
600点獲得のための鉄則
其の一
毎日3時間程度の学習を継続する
学習の継続は、試験問題への慣れや集中力の強化につながります。
其の二
600点以上を目指すための総合対策本をやりこむ
600点を目指すための全Part網羅的な参考書を1冊仕上げると基礎知識は身に付きます。
其の三
基礎知識の習得
単語や文法、そして簡単なPartでの誤答率を下げることが600点獲得への近道です。
簡単なPartとは主に、Part1,2やPart5,6のことを指します。
つまり、大事なことは、「基礎基本の徹底」ということです。
ちなみに、私は、基礎基本をしっかりとするために、以下の参考書を使っていました!
では、以上のことを踏まえ、何から学習を始めればよいのでしょうか?
何から始めるべきか?
簡単に言うと、何度も言いますが、「基礎基本の徹底」です。
つまり、単語や熟語、文法といった知識のInputとOutputをできるだけ多く行いましょう!
単語は、一日100語程度を目安にInputしていきましょう。ここで大事なのは、「目、耳、口」をすべてフル活用することです。五感を使うと、いいことばかりです!
※「五感を使って学習しよう」
文法は、一日50問程度を目安にInputとOutputを行おう!2020年度の共通テスト入試を境に、大学入試からは文法単体での入試問題はなくなりましたが、TOEICではPart2で30問分の文法問題が配置されています。つまり、600点獲得にはここを得点できるかどうかはとても重要です。
リスニングについては、「毎日、継続すること」と「同じ問題を何度もやる」ということが特に大事になってきます。
皆さん、ご存じの通り、他の分野と比べ、リスニングは短期間での習得は難しいです。ですので、毎日継続的に学習を進めることに意味があります。また、TOEICはビジネス英語を題材に作られているので、リスニングで問われるパターンはほとんど決まっています。つまり、同様の問題を何回も繰り返すことで問題パターンを把握することもできます。
現に、私場合、TOEICを4回受け、リスニングに関しては、パターン化できていたので、4回目に受けたときには、リスニングのスコアが「455/495点」でした。
よって、以上のことをまとめると、まず、600点獲得のためにやるべきことは、以下のようになります。
- 1日100単語をInputする
- 長文を解いて単語のOutputをする
- 総合対策本を本の通りの日程で進める
- 1日50問程度の文法問題をこなす
- 学習の目安は1日3時間程度
- 毎日リスニング問題を解く
- リスニング問題の質問・回答パターンを把握する
毎日すべきこと
実際に、私が学習を開始した当初の1日のルーティーンを紹介します。
学習内容 | 学習時間 | 場所 |
---|---|---|
金のフレーズ ※100問 | 1時間 | 電車の中 |
文法問題出る1000問 ※50問 | 30分 | 図書館や電車 |
簡単なリスニング | 30分 | 車での移動や歩きながら |
総合対策本 | 1時間~2時間 | 図書館でがっつり |
ここで、重要なのは、時間を分散させて、かつ隙間時間を使って学習することです。
理系の学生や社会人の皆さんは特に、時間がないと思うので、移動時間を有効に使うと効率よく学習ができます。
また、得点が伸びない人の特徴として、Inputばかりしていることがあげられると思うので、2時間程度のOutputの時間を作ることが大切です。
学習管理をうまくするには?
私も、そうだったのですが、学習をするうえで、「計画的」に学習することはとても大事です。
なぜ、計画的な学習が大事なのかというと、「試験からの逆算」をベースにした学習を進めることができるからです。それでは、私が600点を取った時にやっていた学習計画例を紹介いたします!
学習単元 | 期間 | 学習内容 |
---|---|---|
金のフレーズ | 7/20~9/9 | 1日100単語 |
文法問題出る1000問 | 7/20~9/9 | 1日50問 |
総合対策本1周目 | 7/20~8/20 | 参考書の通りに進める |
総合対策本復習 | 8/20~9/9 | わからなかった所のみをもう一度 |
究極のゼミPart1,Part2 | 7/20~9/9 | 1日50問程度のリスニング問題を解く |
ここで、いくつかのポイントを整理しておきます!
- 計画から送れないようにする
- 隙間時間をうまく使う
- 付箋を貼って学習する
- 現実的な計画を立てる
- 1周で終わらせない
上記に加え、1日の計画を立てる際に、押さえておきたいポイントも以下で整理しておきます!
計画の立て方
- 時間で縛る方法時間で縛ることで、学習のメリハリをつけられる。しかし、中途半端に学習が進む恐れがある
- やることで縛る方法やることが終われば、勉強から解放されるので、モチベーションを上げやすい。しかし、やることが多すぎて逆に、だらだらしてしまうこともある
自分にはどちらの方法があっているのかを吟味する必要があるので自分あったほうで学習を進めていきましょう!
使うべきコンテンツ
600点を取るためだけでなく、TOEIC全般で役に立つコンテンツの紹介をしてきます!
参考サイト
最強の参考書
TOEICで使うべきおすすめの参考書をまとめたサイトがあるので、それも参考にしてください。
総合対策本
文法&単語
模擬テスト
Part別問題集
特に、Part別の問題集はお勧めです!また、TOEICを始めて受験する方は、難易度別の総合対策本を1,2冊やっておくと、TOEICの「流れ」「やるべきこと」といったことが深く理解できるので、やってみてください。
また、文法や単語は同じものを何周もすることが大事なので、「例文を覚える」くらいはやりこんだほうが良いです!
スタディーサプリ
皆さんご存じの「スタディーサプリ」!
使った感想や「ここが良かった!」「ここがダメだった!」というところを紹介いたします!
メリット
確かなスコアアップを実現する其の一
ペーパーの教材がいらないうえに解説が丁寧
いつでもどこでも隙間時間に学習ができます。また、荷物にもならなく、混雑した電車内でも楽々と学習ができます。
其の二
過去問の正答率が低い問題を使って講義をする
躓きやすい箇所を重点的に学習できるのでポイントを押さえた学習ができる。
其の三
レベル別に講義が設定されている
それぞれの立場に合わせたレベルで講義を視聴できるので始めやすい!
其の四
豆知識が更新される
勉強面だけでなく、TOEICに関するちょっとした情報が頻繁に更新されるので、自分で情報収集する手間が省ける
其の五
学習時間の記録と解答スピードの管理
TOEICで最も重要な解答スピードの管理をしてくれるので、時間を意識した学習が身につく
其の六
様々な出身国の講師がいる
TOEICではリスニングの時、アメリカ英語、イギリス英語などという様々な種類の発音を持った英語を聞くことになります。それに慣れるにはうってつけです!
デメリット
CMが生んだ誤解其の一
模試的な通しのテストができない
通しのテストを行うには公式問題集を購入しなければなりません。
其の二
CMでは、1回3分といっているけど、そんなの無理
少しオーバーな表現なので、真に受けて勉強しないでください笑
其の三
スマホで勉強は完結しない
実際のところ、当たり前だが、メモを取りながらじゃないと無理!
其の四
値段が微妙
月3,700円なので、「安いじゃん!」って思う方もいると思いますが、実際のところ、テキストを買って自分で学習したほうが安いです。
しかし、勉強をしなければならない環境、マインドを作ってくれるので、そんなに高い金額であるとは思いません。
とりあえず、今回はこんなところで失礼いたします。
[…] どうしても、スピーキング力は証明しずらいので、「TOEIC」のスコアで勘弁してください。。。 ※ちなみに、「TOEIC」については別記事で詳しく紹介しているので、そちらを併せて読んでみてください。 「TOEIC 600点は難しい?」 […]
[…] TOEIC 600点は難しい? […]